脳の仕組み
- 智子 大瀧

- Sep 26
- 2 min read
脳の仕組みについて、少し理解できるようになりました。心理学のYouTuberの先生の話が面白いからです。
コンピュータは、0か1で情報処理するらしいのですが、人間の脳の中でも同じことが起きているそうです。五感を通じて、ニューロン(神経細胞)に情報が入り、それがある一定数溜まると、シナプスを通じて次のニューロンに伝達され(これが1)、情報処理をした結果、行動や言葉、表情などの反応が起こります。
情報が入っても、その情報がある一定数に到達しなければ(これが0)、その情報は消滅します。莫大な情報は0か1で処理され、シナプスを通じて情報が伝達されれば何かの反応を引き起こし、伝達されなければ反応は起きないということだそうです。私たちの頭の中ではものすごいことが起きているのですね。
児童発達事業所のK先生が子どもの困った行動について、脳の仕組みから同じような話をしてくれました。叱られる、注意されると、癇癪を起こしたり、暴言・暴力になるお子さんがいますが、それまでの多くの経験から脳にそのルートが確立してしまっていて、刺激されると考えることなく、すぐに行動に結びついてしまうそうです。そうなると、また叱られたり、注意されたりしてそのルートはさらに強化されてしまいます。
癇癪や暴言、暴力じゃない別のルートを作るには、これまでと違った関わりが必要です。何度注意しても行動が変わらないのであれば、新しい行動を獲得できるように、周りの大人が別の方法で根気よく関わっていくことが求められます。その道のりは遠いかもしれませんが、大人が変われば子どもは必ず変わります。
癇癪や暴言、暴力で一番困っているのは子ども自身です。子どもは自分の力だけで変わることはできません。子どもを取り巻く人たちの理解と協力が何よりも大事だと思います。






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