褒める・認める
- 智子 大瀧
- 3 days ago
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昨日、発達に配慮が必要なお子さんの保育について研修を受けたことを書きましたが、ご家庭でも心掛けてもらえるといいなと思うことがありました。まず、叱らないで褒めながら育てること・・・。否定からは何も生まれません。特性があるお子さんは、失敗や叱責から学ぶことが難しく、叱られた、失敗してしまったということだけがいつまでも心に残り、前に進むことを難しくさせてしまいます。
「だめ!」というよりも、どうすればいいのかを具体的に伝えることが大切です。具体的に、お子さんができそうなことを伝えましょう。私たちも、子ども達がテーブルに乗った時は、「だめでしょ!」と言わずに、「降りてね」と伝えます。何をすればいいのかわからないと、次の行動に繋がりません。そして、できたら褒めて、成功体験を積み重ねられるといいですね。
でも、褒めるのは意外に難しいです。よく見ていないと、「すごい」「できたね」とワンパターンの言葉になってしまいます。しっかり自分を見てくれて褒められる方がずっと嬉しいですよね。よく見て、具体的な言葉で褒めましょう。
褒めるのは特別にできたことでなくて大丈夫です。いつもしていることや、努力していること、やろうとしているところなど、100%ではなく、60~70%できていればOK!という気持ちで褒めてくださいね。褒めるのが難しいと思ったら「実況中継」がいいそうです。「今、片付けようとしているね」「自分で着替えようとしているね」など、お子さんがしていることをそのまま言葉にしてみてください。
褒める・認めるは大事です。見ていないと褒められないし、認めることはできません。子どもは自分をしっかり見ていてほしいのですね。講師の先生からのアドバイスを聞きながら、できることから始めてみようと思いました。日々の関りで子ども達の行動が変わるかもしれません。おうちの方自身が、焦らずに、今のままのお子さんを受け入れ、褒めて、認めて楽しい時間を過ごせるようになるといいですね。
お子さんの気になる行動や問題行動はお子さんからのSOSです。困っているのに、どうしていいかわからないので、気になる行動や問題行動を起こしています。目につく行動の後ろに隠れているお子さんの困っていることに気づき、行動を変えるために、褒める・認めることから始めてみてはどうでしょう?
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