- Dec 10, 2019
不適切保育はいつまで?
最近、所用で出席できなかったのですが、久しぶりに西区園長会に出席しました。40名以上の園長先生方が出席される中、保育制度の行方などについて報告を受けました。子ども・子育て支援制度は、幼児教育無償化という大きな波を受けていますが、この制度をさらに発展させ、保育士の処遇改善等に向けて要望を進めたいと、理事の先生が意気込みを語られました。 北九州市は、1歳児の保育士配置基準が、子ども5人に対して1人になって久しいのですが、福岡市はいまだに6人に1人です。一人で6人の1歳児を見るのは無理なので、自助努力で保育士を配置している園が多いようです。 保育士が不足しているという理由もつけて、福岡市の配置基準が改善されるのには時間がかかりそうですが、一人一人の子どもにもっと丁寧に関われるように、早く改善されることを願っています。 福岡市への要望はないですか?と訊かれたので、ずっと心に引っかかっていた保育園での虐待(不適切保育と言われますが)について、要望しました。 保育園で、どんな行為をすれば虐待に当たるのか、線引きは難しいかもしれませんが、だからこそ具体的な例示
- Dec 9, 2019
インフルエンザ流行
昨年は、一人もインフルエンザに罹らなかったのに、先週金曜日2人の子ども達がインフルエンザに罹ってしまいました。 同じ日に、先生が一人インフルエンザと診断され、流行は間違いないことになりました。辛い・・・ そして、今日は8人に。りんご2組(4歳児)の仲の良い子どもたちがみんなインフルエンザになってしまいました。 昨年あんなに流行して誰も罹らなかったのですが、その方がすごいことだったのかもしれません。 去年と今年を比べて、何が良かったのか悪かったのかよくわかりません。先生達もみんな予防接種を受けてもらったのですが・・・。医療の世界は日進月歩と言われますが、インフルエンザを克服するには、まだまだ時間がかかりそうです。 先日、抗生物質が効かずに亡くなった方が、8000人と言うニュースを見ましたが、人間の体や細菌・ウィルスなどの病原体についてはわからないことばかりですね。抗生物質を使うほど、菌は耐性化しやすくなるそうです。抗生物質を出すとお医者さんも患者さんも安心するので、不必要な薬を処方するケースも多いそうです。 せっかく克服できたはずの麻疹も、予防接種
- Dec 8, 2019
子どもがいる生活
先週のある朝、いつも明るいお母さんのお顔が少し曇っているように見えたので、声を掛けさせて頂きました。 住んでいらっしゃるマンションを出た時に、通路で子ども達が転んでしまい、泣いていると、「うるさい!」と怒鳴られたそうです。 子どもがいるお母さんが、いつもどんなに周りに気を使っているか、きっとそんな人にはわからないと思います。子どもが泣いたり怒ったりするのは当たり前です。子どもに周りの状況などわかるはずはありません。 子ども達は、様々な経験をして、長い年月を掛けて社会のルールや仕組みを学んでいきます。まだ公共のルールを学び始めたばかりなのですから、わからなくて当然です。 みんな子ども時代があったはずなのに、子どもの時のことを忘れてしまうのでしょうね。子どもの声をうるさいと思う人は、寂しい人なのだと思います。 もっと、子どもだけでなく、人に対して優しい気持ちになると、自分自身が幸せな気持ちになれると思うのですが・・・ いつも子ども達の泣き声や、笑い声に包まれている私は、やっぱり幸せなのだと思います。
- Dec 7, 2019
子どもに優しくない
たまたま、通勤時間帯に地下鉄を利用しました。電車内は満員・・・身動きも取れません。 りんごの花保育園の保護者の方の中にも、地下鉄などを利用されている方がいらっしゃいますが、毎朝こんな大変な思いをされているのですね。 そんな中、小さいお子さんを連れたお母さんが乗車されました。優先席に座っている働き盛りの人も、中年の女性も、すぐそこに子どもがいるのに席を替わってはくれませんでした。 その子はお母さんとおしゃべりしながら、博多駅までずっと立っていました。毎朝、お母さんと一緒に電車に乗って、保育園に行ってるのかもしれません。機嫌の良い日ばかりではないでしょう。 親子で地下鉄などに乗って、通勤、通園している子は、どのくらいいるのでしょうか?地下鉄にも、親子専用車両があれば、安心して利用できると思います。まだまだ、子育てに優しい社会ではないですね。 親子の視点に立った制度、仕組みや施設の整備が進んでいくことを願っています。もっともっと子どもに優しい社会になりますように。
- Dec 6, 2019
体罰の禁止
昨日の授業の時間。朝、児童虐待防止法改正の報道を見て、学生はどう感じるのか訊いてみました。
来年4月児童虐待防止法改正が施行され、親の体罰が禁止されます。しつけと体罰の線引きは難しいですね。今回は、体罰の禁止について具体例が挙げられています。
◯口で3回注意したが、言うことを聞かないので頬をたたいた
◯大切なものにいたずらしたので、長時間正座させた
◯宿題をしなかったので、夕ご飯を与えなかった
これらは、体罰にあたると規定されるようですが、どう感じますか?日本は教育に体罰が必要という風習が強いので、反発する人が多いと思います。
実際、自分もそうされて育ったから・・・、叩かれたらもうしないようにしようと思ったから・・・そのくらいの体罰は必要だと言う学生もいました。
どんなに軽い体罰も禁止するというのは、国からのメッセージです。しつけと体罰の線引きが難しいと言われるからこそ、あらゆる体罰を禁止し、明確にして子どもの命を守ろうとしているのだと思います。
このメッセージが当たり前のこととして浸透するには、まだまだ時