楽しい食事
- 大瀧智子
- Apr 7, 2020
- 2 min read
新年度4日目。大好きなお母さんと離れることがだんだんわかってきたようです。泣き声は聞こえませんが、時間が経つと不安そうな表情になったり、保育室の入口に行ってお母さんを探しています。知らない場所で知らない人と過ごすのが当たり前になるには、相当の時間がかかりますね。
今年の新入園児は1歳児ばかりなので、「ご飯を食べたらお迎えに来てくれるよ。」「〇時になったらお迎えだよ。」と言葉で言っても伝わらないので、毎日の繰り返しの中で少しずつ理解してもらわなくてはいけません。辛い時期です。
次の試練は、食事です。知らない場所で知らない人と食べ慣れないものを食べられるようになるには時間がかかります。おうちとは違う味、形状、硬さに敏感な上に、食べる椅子や食事の環境が違うと落ち着いて食べられないようです。お友達と一緒に食べるのが楽しみになるのはいつ頃でしょう。りんごの花保育園の食育の目標は、「楽しく食べる」です。できるだけ早く食事の時間が楽しみになるといいなと思います。
3月に入園した0歳児のMちゃんに、昨日初めてミルクを飲ませました。入園してすぐに飲ませようとした時は、泣いて全く受け付けてくれなかったのに、昨日はつぶらな瞳で私の眼をじっと見つめ、哺乳瓶を握る私の手を小さな手で触りながら、ごくごくと全部飲んでくれました。そして、そのまま眠りの中へ・・・。飲ませている私も幸せな気持ちになりました。
知らない場所や知らない人からの食事の提供を全身で抵抗する赤ちゃんの能力は命を守るために大事な力ですね。
りんごの花保育園の給食は、毎日給食の先生達が、「おいしくな~れ!」と願いを込めながら作ってくれるので、愛情たっぷりでとってもおいしいです。新入園児の子ども達が早くそのおいしさに気づいてくれますように。
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