謝罪
- 智子 大瀧
- May 17, 2023
- 2 min read
お昼過ぎ、5歳児のAくんの手のひらにトゲが入っていて、どうにか抜けないかと見ていたところに、階段から大きな泣き声が聞こえてきました。いつもと違う泣き方に胸がざわつき、付き添って来た先生に「どうしたの?」と訊くと、Aくんがビー玉をのみこんでしまったという返事・・・。
慌てて、Aくんの体を丸めて肩甲骨の間を手のひらで叩きながら、救急車を呼びました。「7~8分ほどで到着しますから、無理に吐き出させないで、安静にしていてください」と言われ、その指示に従いました。救急車を待つ時間は長く感じますね。呼吸も普通通りで、顔色も悪くはなかったので、「だいじょうぶだよ」と声を掛けながら救急車の到着を待ちました。
駆けつけてくださったお父さんと一緒に救急車で病院に向かい、レントゲンを撮ってもらいました。レントゲンには、くっきりとビー玉が映っていました。食道から胃に落ちているので、このまま便として排出されれば大丈夫と言われました。
保育園に戻ると、Aくんが元気に帰ってきたので、みんな大喜びで、抱きついたり、Aくんにプレゼントを渡していました。きっと、とっても心配したのでしょう。一緒に遊んでいた子も泣いていたそうです。子どもたちは口元にモノを持って行くことが多いので、Aくんも遊んでいる時に口に当てていたビー玉を誤って飲み込んだようです。一番怖い思いをしたのはAくんと保護者の方です。本当に申し訳なく思っています。
ビー玉を出すときのルールが徹底していなかったことを反省し、しばらくビー玉は出さないことにしました。ルールを再確認し、子どもたちが理解できるようになったら、出してあげたいのですが・・・。なかなか難しいです。
救急車は子どもたちの憧れの車だったのですが、園の前に停まり、その車の中にお友達がいることが怖くて、悲しくて泣いてしまった子もいました。しばらくは、不安な気持ちが残るかもしれません。ご心配をおかけして申し訳ありません。ご家庭でもお子さんの心のフォローをお願いします。AくんとAくんのご両親には、辛い思いや多大なご心配をおかけして申し訳ありませんでした。心よりお詫び申し上げます。今回の事故を検証し、再発防止に努めます。
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