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それぞれの新年度

 初登校の子ども達はドキドキしながら小学校の門をくぐったことでしょう。小学校は、保育園と違って担任の先生と少し距離がありそうな(?)気がするので、早く先生たちと普通に話ができるようになるとといいなと思いながら時計とにらめっこしていました。「明日は勉強はないから、教科書はもっていかなくていいんだよ」と卒園児が言っていたので、お昼前には下校し、学童保育に行っている子ども達もいるでしょう。


 昨日、卒園児が持ってきてくれた教科書をA先生がりんご組(4・5歳児)の子ども達に見せてくれたのですが、ものすごく真剣な表情で見ていました。子ども達がいつも読んでいる絵本とは違う何かを感じたのでしょうね。新しいものに出会って惹きつけられたようです。


 卒園児が「保育園に戻りたい」と言っていたという話を聞いて、ちょっと切なくなりましたが、夕方、きょうだいのお子さんを迎えに来た卒園児は、とても溌溂としていました。きっと小学校が楽しいところだと思えたのでしょうね。保育園で育てた力を小学校でも発揮してほしいと思います。


 保育園に入園した子ども達の泣き声もあまり聞こえなくなりました。ここは楽しく遊べる場所で、お腹が空いたときはおいしいごはんやミルクを飲ませてもらえる、泣いたら優しく声を掛けて抱っこしてくれるとわかってくれたのかもしれません。赤ちゃんたちは、泣いていても抱き上げるとすぐに泣き止んで笑ってくれるので、その笑顔にメロメロになっています。赤ちゃんは大人が思わず世話をしたくなるような魅力を持って生まれてくると言われていますが、本当にその通りです。


 5人の赤ちゃんのうち、4人は生まれて間もなくからずっと保育園のお兄ちゃん、お姉ちゃんの送り迎えをしてくれていたので、園の雰囲気にも慣れていたのでしょうね。赤ちゃんが持っている人や場所を察知する力をしっかり発揮して、こんなに早く遊べるようになったのでしょう。


 今日は言語聴覚士の先生が来てくださって、サポートが必要なお子さんたちと一緒に遊んだり、先生たちの話を聞きながら子ども達の行動や遊んでいる姿を見てくれました。午後からは気になる行動の原因をわかりやすく理論的に話してくださったので、担任の先生たちはとても納得できたようです。


 夕方、先生たちが言語聴覚士の先生の話を聞いて気づいたことを報告してくれました。具体的な支援のプランが湧いてきたようです。言語聴覚士の先生は、今後も定期的に見に来て、アドバイスをしてくださる予定です。新戦力を得て、りんごの花保育園はさらにパワーアップできそうです。



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