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令和の米騒動

 昨年、いつもお米を納入してくれていたJAさんに「お米の値段が上がります」「また上がります」と続けて言われました。夏の高温のためにお米が不作なので仕方ないと思っていたのですが、昨年末、とうとう「お米がないからもう納入できません」と言われ、途方に暮れてしまいました。


 西区の園長会で、他の園もJAさんからの納入が1月で打ち切られたという話が次から次に出て、うちの保育園だけじゃないことがわかりました。ある園は、農家さんと直接契約をして納入してもらうことにしたそうです。


 別の園長先生が福岡市に相談したところ、「パンや麺の回数を増やしてはどうか?」と提案されたそうです。日本人の主食である米を、身体をつくる一番大事な時期の子ども達に食べさせられないなんて・・・。この国はどうなっているのでしょう?


 ニュースでは、政府の備蓄米を特別な措置をして市場に出すと報道されていたのですが、それでも市場に出回らないかもしれないそうです。昨年秋、新米が出れば値段も落ち着くと言っていたのに、どんどん価格は上がっています。大勢のどこかの誰かが価格を吊り上げようとストックしているのではないかと言われています。酷い話です。


 全てのものが値上がりしたので、給食費も相当アップしています。お米がない!・・・食料危機をこんなに身近に感じたのは初めてです。これからどうなるのでしょう?子ども達はごはんが大好きです。りんごの花保育園では延長保育の時もおにぎりを出しているのですが、それも大人気で、そのおにぎりを食べるために延長保育を利用する子もいるくらいです。


 来週カレーライスでお米がたくさん必要だからと、給食の先生たちが近くのお店にお米20キロを買いに行ってくれました。「今日精米したばかりだから、来週のごはんはおいしいですよ!」と笑顔で教えてくれました。感謝です。


 日本人の主食が危機を迎えています。国として対策を考えてほしいと思います。自分の利益のために、ため込んでいるどこかの誰かさん、一時の利益のために欲張るのはやめてほしいです。日本人の主食をどうか奪わないでください。お願いします。

 
 
 

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