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国際化

20年近く非常勤講師を務めていた短大の外部評価委員会に出席しました。2000年に500校だった短大は、270校までに激減しているそうです。2030年の大学進学者は2018年に比べて8万人減少し、計算上500人規模の短大の半数がなくなるという厳しい現実が待っていて、国は規模の縮小や統廃合を進めているそうです。


 私が勤務していた頃は、1学年120名以上の学生がいて、出席を取るだけでも大変でした。何年かでこんなに大きな変化を迎えるとは想像できませんでした。今年度幼児保育学科の定員を100名から70名に減らすとともに、専攻科は閉校して、苦境を乗り越えようとしているようです。


 保育園も幼稚園も少子化のあおりを受けるのは間違いなく、どうやって生き残っていくかが大きな課題です。短大は生き残りのために、海外からの学生を受け入れようと準備をしていて、今回の外部評価委員会のテーマは留学生の受け入れについてでした。


 海外からの学生の進学先は主に日本語学校で、短大はあまり知られていないようです。短大は2年間で資格を取得できるので、早く社会人になって給与を得たいと思う留学生にとってメリットは大きいのですが、語学が大きな壁になります。


 介護職は外国人が増えていますが、日本語だけでなく、専門用語を理解して使えるようになるためには相当な努力が必要になります。保育職は、現状外国人はほとんどいないのですが、今後は戦力になる時代がやって来るのでしょうから、今から準備が必要です。


 これから30年間、社会は大きく変わります。様々な国の人が日本社会で活躍するようになるでしょう。そうなれば、保育園も国際化が進み、様々な国の子ども達を受け入れるようになります。保育士は日本人でなければ・・・・という時代ではなくなります。ドキドキしますが、30年後の保育園を見てみたいと思います。


 
 
 

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