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保育異変

 今朝NHKで、『保育異変』というタイトルの放送がありました。少し前まで待機児童についての報道が絶えなかったのに、あっという間に事態は変わりました。東京都でも定員割れを起こしている保育園が出て、ある日突然通っていた保育園が閉園される事態も起こっています。


 原因は、急速な少子化、コロナ化での預け控え、新規園の乱立・・・やっぱりという感じです。りんごの花保育園も開園して5年になりますが、定員を満たした年はありません。5年前、りんごの花保育園を建てた地域に保育園が足りないということで、設立認可が下りたのですが、実態は過当競争をより激化させてしまいました。


 保育所運営にマイナスの影響を与えている国の制度もあります。現状、待機児童対策として、1年間の育児休暇後、保育園に入園できなければ、さらに半年間育児休暇が取れるようになっています。その制度を利用するために、定員を満たしている保育園を選んで申し込む人達もいます。できるだけ長く子どもと過ごしたいという気持ちはよくわかるので、それを責めることはできません。ても、保育園としては、とても困ります。


 保育園は、働く保護者の方のためだけでなく、子育てをされている方全ての人にとって必要な施設だと思います。これまでは、待機児童を解消するために、量を増やすことに注力していましたが、これからは子どもの健やかな成長・発達を保障するために質の高い保育が求められると思います。

 

 昨日、来年の入園のために、見学希望のお電話がありました。「保育園の場所はご存じですか?」とS先生が尋ねたところ、「時々、園の前を通りかかって、この保育園いいな~って思っていたんですよ。」と仰ってくださったそうです。


 保育園の中身が見えないとよく言われます。同業者でも、周りの保育園のことはよくわかりません。ホームページを見てもわからない、短時間見学してもわからないのではないでしょうか。こうして時々通りかかって見てもらうのはとてもいいなと思いました。


 なかなか見えづらい保育園の中身ですが、ブログやインスタを活用し、一時保育を広げながら、「りんごの花保育園がいい!」と思って入園してくださる方を増やしたいと思います。

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