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ローソクの火

 今日は、毎月1回の『みーちゃんのおはなしかい』の日でした。子ども達はとっても楽しみにしていて、二人のお話会の先生から魔法のように出てくるお話や絵本、パネルシアター、手袋人形を一生懸命見ていました。


 梅雨の時期にちなんで、未満児クラスでは、軍手で作った『カエル』の手袋人形を使って、♪かえるのうた♪を歌ってくださいました。いつの時代も、♪かえるのうた♪は、子ども達が大好きな歌ですね。私が新米保育士の頃からずっと歌い継がれています。


 ♪かえるのうた♪が始まった途端、それまで正座をして黙ってお話を聞いていた2歳児のHくんが、歌に合わせてジャンプし始めました。それまで表情が固かったのですが、聞いたことがある歌・・・と思ったのでしょうか。Hくんは、入園して1か月くらいなので、時々不安そうな表情を見せることがあります。Hくんが好きな歌がわかってよかったです。


 1歳児のMくんが、お話の会の時間だけ灯されるローソクの火を消そうと何度も近づいてフ~ッと吹くのですが、まだ吹く力が弱いので、その度に止めに入り、願いが叶うと言われているローソクの火を守ることができました。来月の誕生日が待ち遠しいですね。


 以上児クラスは、お話が終わって、「6月生まれのお友達、前に来てください。」と言われると、誕生児のKくんとAくんが張り切って前に出ました。きっとドキドキしていたのでしょうが、お兄ちゃんらしく落ち着いてローソクの火を消してくれました。Kくんは、朝、玄関でお話会の先生に会った瞬間、「ぼく、誕生日!」と言っていたので、とても楽しみにしていたのだと思います。


 みんなローソクの火を消したいと強く思っているようです。誕生日ではないのに前に出てきてしまう子もいますが、誕生児だけの楽しみにしています。お話会のT先生も、「『楽しみに待つ』という経験は大事ですね。」と言われていました。


 有名なマシュマロ実験でも検証されているように、『楽しみを先延ばしにできる子』は、社会に出て成功する確率が高いようです。目の前のマシュマロを食べたいけど、少し待ったらもう1個食べられる・・・だから我慢しようと思える力を育てたいですね。



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