子育ての味方
愛着関係が成立することで、子どもの情緒が安定することは周知の事実となりましたが、少し前の子育ては自立が一番大事なことで、子どもを甘やかさず、厳しくしつけることが重要だとされてきました。 乳幼児期の養育者との愛着関係の形がその後の人格形成や対人関係に大きな影響を与えると思うと、大人がどうかかわるかはとても大事ですが、親自身が厳しいしつけを受けて来たのに、子どもに愛情深く関わるというのは難しいことかもしれません。 その愛情も、自分がかわいいと思う時だけかわいがり、イライラしている時はかわいがらないなど、親の気分によって変わると、子どもはいつも親の顔色を見てベタベタ甘えたり、不安になったりすることも知られています。 子育ては難しいですね。何が良いことかがわかっていても、思う通りにはいきません。大人だって自分の気持ちをコントロールするのが難しい時もあります。いつ終わるともわからない子どもとの日々が続き、子どもがかわいく思えない時があっても普通ではないでしょうか? 人間の寿命が長いのは、子育てをサポートするためと言われることがあります。親だけで子ど
Nov 26
過敏
今日は、突然激しい雨が降ったり、雷が鳴ったり、強風が吹いたりなど目まぐるしい天気でした。7ミリくらいの大きな雹まで降って来てびっくり!当たったら痛かったと思います。 ちょうど児童発達支援事業所でお子さんを保育園に送るために車内にいたのですが、大きな雨音や雹の音に驚き、車内にいた子がパニックになりそうでした。事業所に通うお子さんの中には聴覚過敏があるお子さんがたくさんいます。これがトラウマになったら困るので、楽しい話題を持ち出してなんとか気を逸らすことができてホッとしました。 聴覚過敏のお子さんには集団生活が辛い時間がたくさんあるでしょう。「静かにして」「耳が痛い」と言えればいいのですが、言葉にできずに耳を塞いだり、怒りをぶつけて不快な気持ちを解消しようとする子もいます。音はみんな同じように聞こえているわけではないのですね。 保育園にも児童発達支援事業所にも、音を和らげるためのイヤーマフを置いています。聴覚過敏があるお子さんには、「いつでもつけていいんだよ」と言っているので、りんご組(3・4・5歳児)になると、自分で音が気になる時はつけて、大
Nov 25
子どもロコモ
「子どもロコモ」が増えているとラジオで聞きました。「ロコモ」とは「ロコモティブシンドローム(運動器症候群)」の略で、 加齢や運動不足などにより、立つ運動器(骨、関節、筋肉など)の機能が低下している状態 を指しているのですが、現代社会では、子どもにロコモが増加しているそうです。子ども自体は変わっていないのに、環境が変わったことで、視力低下や身体の異常などが増加しているのはかわいそうですね。 ラジオでは腰痛を訴える5歳児の話がありましたが、子どもの場合は、早期に対応すると、8割が改善するので、ロコモかどうかがわかる4つのチェックをしてみてはいかがでしょうか? ①片足立ちをして5秒保持できる ②スムーズにしゃがめる ③両手を垂直に挙げられる ④両手を床につくことができる 一つでも該当すると、ロコモを疑って日常生活を改善した方が良さそうです。最近は戸外で遊ぶよりも室内で遊ぶ時間の方がかなり長いので子どもの運動不足は間違いなさそうです。将来的な健康にも繋がるそうなので、今のうちに改善したいですね。
Nov 24
怒り
先日の研修会で学んだことを振り返っています。いつも子ども達のために一生懸命しているつもりだったのですが、それがいいと思って一心にしていることが子どものためになっていないことがよくわかったからです。 研修会では障がい児入所施設の子が荒れる姿が映し出されました。自分の不注意でお皿を割ってしまったことがきっかけで、物を蹴ったり、人に八つ当たりしたり・・・行動はどんどんエスカレートし、支援をしている先生が廊下に連れ出しました。それでも大きな声でどなったり、暴れたりするその子の怒りはなかなか収まりません。30分ほど時間が経って、やっと「自分が悪い」という言葉が出て八つ当たりした子に謝りました。 お皿を落として割ったら、大抵は「ごめんさなさい」と謝って、しばらく同じことをしないように気をつけるような出来事です。でも、そんなことさえも、自分の怒りを爆発させるきっかけになってしまうのです。子どもの根っこにあるのは、「またやってしまった」「どんしてこんなことになってしまうんだろう?」という思考よりも先に怒りという感情です。 発達障がいや愛着障害の子にはこんな
Nov 23
愛着障害
先週参加した研修会で、発達障がいや気になるお子さんが増えていて、保育士がその対応に疲弊していることが「不適切保育」が起こる要因の一つとして挙げられると言われました。他園の園長先生方も、口を揃えて「増えている」と仰っています。先日の区の園長会でも、「さぽーと保育」をもっと拡充してほしいという要望が上がり、その場にいた園長先生方が同調されていました。 児童発達支援事業所は、現在20近い保育園や幼稚園、小学校で訪問支援を行っていますが、どの園も対応に苦慮され、その中で疲弊している先生が気になっています。 研修講師の先生が、発達障がいか愛着障害、それとも発達障がいと愛着障害が重なっているのかを見分けることが必要だと話されていました。荒れたり、キレたりする子ども達の行動は似かよっていてわかりにくいのですが、原因によって対応が異なるので、しっかり子ども達を見ていかなくてはと思いました。 愛着障害というと、母親(父親)の愛情不足のように感じますが、そうではなくて子どもと親等の相性の問題だそうです。ここを間違えると保護者の方にとても辛い思いをさせてしまうの
Nov 21
理念
職員勉強会が終わりました。やっぱり終わったのは8時過ぎ・・・。遅くまで先生たちを拘束してはいけないと思いながら、なかなか話は尽きません。 久しぶりに、法人の理念を共有しました。法人の理念は「一人一人を大切にして、共に輝いて生きる」です。ここで出会う全ての人を大切にして、一人一人の人が輝いて生きることができるよう応援するとともに、自分たちも日々輝いていたいと思います。 法人を立ち上げた頃の思いが蘇りました。当時、それまでお世話になった方々から離れ、自分で法人を立ち上げました。右も左もわからないまま法人を立ち上げ、無我夢中の毎日でした。今考えると、先の見通しもなく、恥ずかしいほど向こう見ずでした。 とにかく、自分の理想の保育園をつくりたいと一途にそれだけを考えていました。幸運なことに、協力してくれる方々との出会いがあり、ここでこうして大事な大事な保育園をつくることができました。理念を読み上げながら、一緒に頑張ってくれている先生たちに感謝しつつ、法人を立ち上げた時の熱い思いをもう一度振り返りました。 りんごの花保育園の先生たちは本当にこども達に
Nov 21
不適切保育
今日は、不適切保育についての研修会がありました。あるテレビ局から取材が来ていて、3時間の研修会の様子をずっと撮影されました。少し前の福岡市や田川市の認可保育園での不適切保育は数々の報道番組に大きく取り上げられました。認可保育園への信頼を大きく揺るがす報道に心が痛みました。 大多数の認可保育園では、一人ひとりの子どもの人権を大切にする保育が行われていると思いますが、ほんの一握りの保育園で不適切保育があれば、大切なお子さんを預けられている保護者の方が不安に思われるのは当然だと思います。昨日の福岡市園長会でも、指導監査から不適切保育をなくすため、様々な取り組みをするよう提言されました。 不適切保育はこども達の心に大きな影響を与えます。信頼できるはずの大人が信頼できないとわかった時、子ども達は心底傷ついてしまうでしょう。それがわかっているのに、保育園での不適切保育がなくならないのは、個人の問題だけではなく、その環境やシステムに原因の一端があると考えられるようになっています。 福岡市では現場の保育士を支える巡回心理士の派遣が始まりました。年間5回まで
Nov 20
日本版DBS
福岡市の園長会に出席しました。今日の会場は少し離れたところで開催されたので、往復するだけで時間がかかりました。福岡市は広いので、いつも園の近くが会場なのはラッキーなことなんだなと思いました。 来年12月に施行予定の日本版DBSについて、弁護士の方のお話を聞きました。DBSは、イギリスで活用されている犯罪証明管理及び発行システムですが、それが日本にも導入されるそうです。子どもを性犯罪から守ることが目的で、子どもに接する仕事に就く人に対して、犯罪歴を照会することが義務付けられます。 日本全体で犯罪件数は減少しているのに、子どもの性犯罪の認知件数は増加しているそうです。認知件数が増えているということは認知されていないものを含めると、相当な数になるのかもしれません。恐ろしいことです。一番弱い子どもが被害者になることを防がなくてはいけません。性犯罪は再犯率が高いそうなので、過去にそんな犯罪を犯した人が子どもにかかわる仕事に就くことは絶対に避けたいです。 子どもが性犯罪の被害に遭うと、生涯にわたって回復し難いほどの重大な影響を受けるので、DBSは必要
Nov 19
お引越し
夕方、卒園児の小学5年生のKくんと3年生のKくんがお母さんと一緒に遊びに来てくれました。二人ともすっかりお兄ちゃんになって、いろいろな話をしてくれました。保育園にいた時は、恥ずかしがってあまりしゃべってくれなかったのに、大きくなるとこんなに対等にお話をしてくれるようになるんだなと嬉しく思いました。 この時期にちょっと意外な訪問だったのですが、今月末にお引越しするそうで、5年生のKくんが「保育園に行きたい」と言ってくれたそうです。それもとっても嬉しかったです。卒園して5年経っても保育園のことを思い出してくれるんですね。 小学校の発表会の動画も見せてもらいました。たくさんのお友達と一緒に堂々と歌ったり、踊ったりする姿がとても大きく見えました。時の流れは本当に早いです。保育室や給食室を覗いて「懐かしい・・・」とKくん。ちゃんと保育園の頃の記憶が残っているんですね。 おうちを建てて引っ越しをすることになったそうなので、新しい場所できょうだい仲良く頑張ってくれると思います。年賀状を出すね・・・と住所も書いてくれました。今年の運動会はお引越しの用事で来
Nov 18
